ごあいさつ
代表 児嶋眞佐子

私はとあることをきっかけに猫の保護活動を始め、およそ20年の活動を経て令和4年4月に「ねこ心温(こはる)の会」を立ち上げました。
私が活動を始めたころは保護猫への世間の認知度が低くとても苦労したものですが、近年は活動に理解を得られるようになり、保護猫を温かい目で見ていただけるようになって、本当に有り難く思っております。
野良猫が生きていくのはとても大変なことで、寒さや飢えから身を守れる猫たちはほんの僅かです。大半の猫たちは人知れず死んでいきます。
人間は法律で守られているので、困っていても何とか生きていく術がありますが、動物は心ある人間が手を貸さないと生きてはいけません。
私たちはそんな弱い立場に置かれた猫たちを少しでも助けたいという思いで日々活動しています。
つらい目に遭う猫をこれ以上増やさないためまずは不妊化に取り組み、保護にあたっては目先だけの活動に終始しないことを大切にしています。保護する以上は人馴れ訓練をし、良い里親さんに繋げてその子の猫生をきちんと導いてあげることが活動者としての使命です。
里親さんのもとに送り出した猫たちのしあわせな姿を写真や動画で見ると本当に嬉しく、また頑張って一匹でも同じようにしあわせな生活を送らせてあげたい!という気持ちになります。
しかしながら現実は厳しく、猫を可愛いと思う気持ちだけで彼らの命を救うことは出来ません。動物保護には人手もお金も必要です。
今まで私財をなげうって活動してきましたが、それでは若い方々には受け入れてもらえません。ねこ心温(こはる)の会として活動する中で動物保護について周知し、様々な関わり方を提示して保護猫への支援の輪を広げ、こうした活動が次世代に受け継がれていくことを願っています。
生きている限り私は保護活動を続け、ご理解とご協力をいただけるよう努めてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
大和郡山 ねこ心温(こはる)の会代表 児嶋眞佐子